ネイルバッファーは、爪磨きではないのか?

 爪に縦線やでこぼこがあると、ネイルバッファーで爪を磨きたくなります。

しかし、一見ピカピカになった、これで爪縦線が解決した!ように思えても、結局、次に生えてくる爪は同じで、解決になっていないことに気づきます。

それどころか、以前より爪が薄くなったり、割れやすくなったりすると感じるかもしれません。

バッファーは、爪によくない。そう思うかもしれません。

一方で、私たち【コウ】KOHは、ネイルバッファーを、ネイルケアにとって必要なものだと考えています。

なぜなら、それは、爪磨きではないからです。

この記事では、バッファーを使う意味を説明します。

目次

ネイルバッファーの目的

 バッファーが、爪磨きでないならば、なんのために使うのでしょうか?

KOH【コウ】では、ネイルバッファーの目的を、次の2つとしています。

  1. 甘皮ケアの一つ
  2. 爪表面の毛羽立ちをおさえる

甘皮ケアとしてのネイルバッファー

 爪は、爪母(そうぼ)で生まれ、甘皮を通って、伸びていきます。

爪の構造 爪が伸びる方向

このとき、ルーススキンという甘皮のかけらのようなものが、爪に付着します。

これを、取り除くのが、ネイルバッファーです。

KOH【コウ】のバッファーは、3本セットですが、最も粗い表面の「1番」で、爪表面のルーススキンを取り除きます。

爪を磨くことなく、爪表面の毛羽立ちをおさえる

 爪の表面は、タオルの表面のようにごわつきやすく、毛羽立ちやすいものです。

そして、爪表面が毛羽立っていると、乾燥しやすく、トラブルが起こりやすくなります。

これを、アイロンのようにおさえ、なめらかに整えるのが、ネイルバッファーです。

KOH【コウ】のバッファーでは、「2番」「3番」で、この目的を果たします。

爪を磨けないように設計されたネイルバッファー

 爪磨きではないKOH【コウ】のネイルバッファーは、爪を削りすぎないように設計されています。

表面に貼り付いたルーススキンを取り除くだけ、そして、爪表面の毛羽立ちをおさえ、なめらかに仕上げるのに足りるだけの粗さを、各番手に採用しています。

いわば、爪のお掃除道具。

爪表面の汚れを取り、仕上げにアイロンがけすること。これが、ネイルバッファーの役割です。

爪磨きではないネイルバッファー 爪の掃除

ネイルバッファーの使い方

 ネイルバッファーは、爪表面のクレンジングとアイロンがけをします。

だから月に1回だけで十分です。

以下の3つの工程に分けて、月に1度、爪の表面を大掃除します。

  1. ピーリング:ルーススキンを取り除く(この工程で少し爪の表面を削りますが、削り過ぎない)
  2. 拭き取り:汚れをきれいに取り去る
  3. アイロンがけ:爪表面の毛羽立ちを抑える

ネイルバッファーを使う時は、やさしく、ごく軽く、ササッと短時間で済ませます。

そうすることで、爪の表面を削らずに、掃除され、キメが整い、すっきりとした仕上がりになります。

ネイルバッファー使用後の効果

 ネイルバッファーを使用した後、たとえツヤツヤに爪が磨かれていなくても、爪の表面をさわってみてください。サラッとして、やっぱり違う!といった仕上がりです。

そして、他に感じるのは、エッセンシャルネイルセラムの浸透が良くなることです。また、爪のファンデーションやネイルカラーのノリが良くなり、持ちも良くなります。

つまり、いちばん大事な爪の保湿ケアの効率が上がるでしょう。

さらに、爪が乾燥しにくくなり、爪のレベルがワンランクアップしたように感じるでしょう。

これこそが、ネイルバッファーを使う意味であり、爪を磨くことではないのに気付かされます。

月に1回の頻度ですが、3本のセットを10本の指に使うので、ネイルケアのステップとしては忘れがちです。しかし、やるとやらないとでは大違いです。

今のネイルケアをワンランクアップさせてくれるネイルバッファーは、きっと月一回のお楽しみになるでしょう。