爪が縦に割れる原因
爪の縦割れには、2つのタイプがある
爪の縦割れには、主に次の2つの原因が考えられます。
- 爪母がダメージを受けたことが原因
- 爪表面の縦線が原因
原因が違えば、ケア方法も変わります。
どちらに当てはまるのかを判断し、最適なケアを選びましょう。
タイプ別:爪が縦に割れる原因
1. 爪の根元(爪母)が傷ついた
ときに、事故やスポーツ、日常生活のうっかり等で、爪の根元付近に怪我をしたり、圧力がかかったりすることがあります。
爪の根元には、爪母(そうぼ)という爪を作る細胞があって、
この部分が傷ついてしまうと、爪をうまく作れなくなってしまうことがあります。
こうなると、爪がその部分だけ伸びてこないか、
爪が伸びたとしても、途中から爪が縦に割れるようになってしまうことが起こります。
一見外からは、爪の根元に異常がないようでも、
中にある爪母に傷跡(scar tissue)があり、爪が正常に生えてこないのです。
爪母が傷ついていることが原因の縦割れは、縦の亀裂が、爪の中央〜根元まで達していることが多く、
また、割れ方にも特徴があり、根元側から縦に割れてきて、爪先に向かって割れが広がり、亀裂が開いていきます。
そして、このタイプの爪縦割れは、時間経過で治ることもあれば、ずっと治らないこともあります。
爪母が受けたダメージの重軽度によるのでしょう。
爪母のダメージ修復は、ネイルケアではできません。
しかし、なにもしないでいると、爪がひっかかったりする等、日常生活で困ってしまいます。
だから、ネイルケアをするときは、この爪縦割れと付き合っていくことを目標にします。
2. 爪表面の縦線が原因
もう一つ、爪が縦に割れる原因として、爪の縦線(溝)があります。
年齢を重ねるに従い、爪の表面に縦線が出てきていませんか?
この爪縦線は、年齢を重ねるとできることがある自然なもので、病気ではありません。
しかし、この爪の縦線は、爪の縦割れの原因となることがあります。
なぜ縦線があると、爪が縦に割れてくるのでしょうか。
それには、一枚の紙をイメージしてください。
その紙をハサミ無しでまっすぐに切りたいとき、強く折り曲げ跡を作って、その線に沿って、ちぎったことはありませんか?
爪にできた縦線が、この「折り癖」のような役割をしてしまい、爪の先端から縦に割れてしまいます。
このタイプの爪の縦割れには、ネイルケアがとても有効です。
爪の縦割れのためのネイルケア
まず、爪母がダメージを受けた場合のネイルケアは、割れが広がらないように、または割れが毛羽立たないようにすることが大切です。
次に、爪の縦線に起因する爪縦割れの場合、縦割れの「折り癖」をできるだけなくすようなケアをすることが重要です。
それぞれの具体的なネイルケアの方法は、こちらの記事で紹介します。